子ども部屋の片隅で大人しく暮らしていたお人形のアンナとぬいぐるいのビイプに、ある日素敵な転機が訪れます。
部屋のあるじである女の子が持ち込んだトランクのお部屋に、ふたりで一緒に暮らすことになったのです! 大家さんはもちろん女の子。アンナとビイプのちょっと行きすぎた好奇心がもたらした幸運かしらね。
色んなものになってみたい、挑戦してみたい、活動的なアンナと、そんなアンナについていきながら、ちょっぴり臆病でもあるビイプ。そしてふたりの大家さん。そんな3人で繰り広げられるいくつかの可愛いお話。興味がわいちゃうでしょ? お部屋の中はもちろん、冒険にだって出ちゃうし、夢の世界にだってね…。
こみねゆらさんの描く人形やぬいぐるみたちは、いつだって少しノスタルジックで儚げで、どこかユーモラス。そして女の子はとびっきりの愛らしさ。絵本の中で繰り広げられるのは、きっとどこかで本当に起こっていたっておかしくない出来事の数々。子どもたちは、親しみを込めて読むでしょうし、大人たちは「あの頃」を夢見てここに戻ってくるのでしょう。部屋に飾っておきたくなる絵本です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ふとしたことから、トランクのお部屋で一緒に暮らすことになった、お人形のアンナとぬいぐるみのビイプ。活動的なアンナと、ちょっぴりおくびょうなビイプ、そしてふたりのおおやさんである女の子が繰り広げる、ユーモラスでキュートなお話。
子ども部屋に住む、人形のアンナとぬいぐるみのビイプ。
二人は、あるきっかけからトランクの家に住むことになりました。
この家の大家は、女の子です。
女の子らしい絵本ですね。
私は子供の頃に人形などで遊んだことがなかったので、興味津々で読みました。
アンナもビイプも可愛らしい中に性格の違いもあって、感慨深い気持ちになりました。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子20歳)
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