ホテル「やまのなか小学校」は、元小学校の校舎を使って、卒業生のミナ、うさ子、コンタがつくりました。百年時を刻み続ける古い大時計と「時間割」のあるユニークなホテルです。
そこに、時計職人のカチコチさんと、レース編み作家のアミさんがやってきました。それぞれ「世界一正確な時計」と「世界一大きい作品」をつくりにきたと言います。アミさんは家庭科室でひたすらレースを編み続けます。カチコチさんは工作室にこもって時計づくりに励みます。
しかし、アミさんは家庭科室をレースでいっぱいにしたのに、何の満足感もありません。一方のカチコチさんも、千年時計を完成させたのに、なぜか満足感がわきません。
アミさんの前にはゆうれいの花子さんが現れたり、カチコチさんは白昼夢を見せられたりして、二人は大切なことに気づきます。
なつかしくて、ちょっとふしぎな物語。
「ホテルやまのなか小学校」の第2段です。
小学校2年生の我が家の娘が、こちらの本の表紙を見て、面白そう〜!と一人読みしました。
小学生にとったら、やっぱりどこか身近に感じられるようで、素敵なホテルに思えたようです。
小学校低学年〜中学年の子供の一人読みにぴったりなシリーズに思いました。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子8歳)
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