タヌキたちが暮らすポッカリ島には、時々、人間の道具が流れ着きます。
「これなんなん?」
拾って観察してみますが、タヌキたちには、使い道がさっぱり。
そんなときは、物知りな長老のところにききに行きます。
でも、長老だって、そんなものは見たことがありません。
知らないとは言えない長老は、ものをよく見て、長老なりに使い道を想像します。
そうやって、なんとかピンチを切り抜けていきますが、いよいよまったく使い道がわからないものが流れてきて…!?
登場するのは、Tシャツ、ホース、傘といった、見慣れた道具たち。
「これはこう使うものでしょ」という、“当たり前”を少しずらしてみると、身近なものにでも新しい発見がいっぱい。発想を広げ、頭を柔らかくして楽しむ一冊です。
変わったタイトルと、ゆるい雰囲気のかわいらしいイラストに惹かれ、手に取りました。
海に浮かぶたぬきたちが暮らすポッカリじまにTシャツやホース、かさなど、人間にはお馴染みのもの流れてきます。たぬきたちはそれをどう使うのかわからず、「これなんなん?」と考えていると……
長老が「ポポポン!」と答えを導き出すのですが、それがちょっとだけずれていて。そこがまた楽しいです。
ラストもひとひねりされていて、大人も楽しめました。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子20歳、女の子17歳、男の子14歳)
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