「今を生きる」をモットーに活動する著者の言動は「夢」や「やりたいこと」に縛られてしまってる子どもたち、そして大人たちに大きな解放を感じさせてくれます。ダイナソー小林ファン以外にも読んでほしい1冊です! 世界トップクラスの恐竜学者である著者は言う。「恐竜は特別、好きというわけじゃなかった」化石採集に熱中した少年時代。知識やウンチクとしての古生物には興味がなく、ただ太古から現存してきた化石の、時空を超えた存在感に想いを馳せるのが好きだったという。「普通」を夢見ていた意外な少年時代、大学時代の挫折感と虚無感から始まった恐竜学者への道のりを語ります。恐竜学者を目指していたわけではなかった著者が どのような経緯を経て世界トップの恐竜学者になったのか? ファルコンアイ・小林快次のプリクエル(前日譚)的な内容とその思いを語ります。
岩石や鉱物が好きな小4息子に、
ちょっと違うけど、近いかなと思って借りました。
で、文字量的にまだ息子には無理で、
私が先に読みました。
著者は、恐竜の研究者。
子どものころの夢をそのまま実現した職業のように思えますが、
どうやらそうではなかったことが
読んでわかりました。
子どもの頃から化石を探しに行き、
コレクションをするのが好きでしたが、
それ以上は求めておらず、
普通に就職するつもりだったそうです。
でも、周りに流され、断れず、
気が付けば大学生の半ば。
そこから必死で恐竜の勉強を始めます。
こういう人生ってあるんだなと。
こういう生き方もだめじゃないんだなって思えます。
中〜高校生で、
進路に迷っているようなお子さんにもおすすめです。 (Tamiさん 40代・ママ 男の子9歳)
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