ゆるびーくんは森に住んでいる、耳の長い生き物です。ある日、人間の子どもたちといっしょに遠足にいくことになりました。ゆるびーくんと子どもたちは、バスで湖に向かいます。湖畔では、クラスで人気のさくらこちゃんや、三人組の男の子といっしょに、楽しい時間を過ごします。 そして、ゆるびーくんの周りでは、次々と不思議なことが起こります。湖のザリガニがとつぜん大きくなったり、せまいビニールシートが大きく広がったり、お昼ご飯が飛びだしたり・・・。なぜか、みんなが望んでいることを、ゆるびーくんが叶えてしまうみたい。ゆるびーくんって、何者なのでしょう? どうやら見える人も、見えない人もいるみたいです。ほんわかとした雰囲気がただよう素敵な絵童話。
|