2011年3月11日、東日本大震災によって「福島第一原発事故」が発生した。このとき、暴走する原子炉、放射性物質の飛散という恐ろしい事態に敢然と立ち向かった人たちがいた。
汚染と生命の危機の中で踏みとどまった彼らのことを海外メディアは、「フクシマ・フィフティ」と呼んだ。本書は、福島第一原発所長の吉田昌郎さんと福島フィフティが、極限の状況で、何を感じ、どう闘ったのかを、鮮明に描き出した。
著書『死の淵を見た男』を土台に据えつつ、本書は「友情物語」という新たな視点と証言、エピソードで再構成されている。
仲間への友情と思いやり、「ふるさと」を救わねばという責任感と使命感がひしひしと伝わる感動のノンフィクション。
巻末に、「著者から子供たちへのメッセージ&福島の子供たちの挿絵」も掲載。
小学高学年から。
いつかは子どもたちに読んでほしいと思う本でした。
小学校高学年からとなっているので、読書に慣れたお子さんであれば読めると思います。こういう本をいつ読ませるのか、タイミングは難しいですが、子どもが読むことも想定して書かれていますのでそこはいいと思います。震災の時、長女はまだ私のお腹の中にいました。そんなことも伝えながら読んであげたいなと思いました。 (りおらんらんさん 40代・ママ 女の子8歳、男の子5歳)
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