学校になじめず、家庭でもうとまれ、高校も中退しひきこもりがちだったミトは、近所の介護施設でバイトをはじめる。そこで担当した澤井のおばあちゃんが買った田舎の家をめざして家出をしたミトは、湖からやってきたヨシノと出会う。ヨシノは澤井のおばあちゃんの姿をしていたが、じっさいにはこの世の人間ではなかった。だんだんとヨシノに興味を持ち、惹かれていくミトだったが・・・・・・!? 総ルビで、小学生にも読みやすい作りになっています。
挿絵は、児童書で数々の挿絵を描いてきた、佐竹美保氏が担当します。
柏葉幸子×佐竹美保の傑作ファンタジー。
柏葉幸子さんらしいファンタジー要素満載の1冊です。
これは夢なのか?とさえ思ってしまうようなストーリーですが、物語に引き込まれてしまうのもまた確か。
柏葉幸子さんの巧さですね。
どこか切ない感じもまた味わいがありました。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子11歳)
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