老中松平定信が襲われ、その刺客探索の密命に《今大岡》奉行が奔走!
襲った刺客は「異国の女」? 老中定信のほのめかしに、一刀流免許皆伝の久通は、刺客炙り出しの秘策を……。 思いがけぬ刺客の正体は?
実在の北町奉行、新シリーズ第2弾!
一刀流免許皆伝、亡き将軍世嗣の剣術指南役でもあった、柳生久通は、《今大岡》ともいわれ、世に知られている北町奉行。 久通を奉行に任じたのは老中松平定信だったが、その定信が屋敷で危うく刺客に殺されそうに。 密命を受け刺客探しを始めた久通は「異国の女」との定信のほのめかしに、見世物小屋の娘軽業師に目を付けるのだが…。 刺客を炙り出す久通の秘策とは?
◆ 著者について 藤 水名子 ふじ・みなこ 1964年、東京生まれ。作新学院を経て、日本大学文理学部中国文学科に学ぶ。 1991年、『涼州賦』(集英社刊)にて「小説すばる新人賞」受賞。主に、中国・日本を舞台とした歴史小説、時代小説を発表する。 著書に、『色判官絶句』『赤壁の宴』『紅嵐記』(講談社刊)、「開封死踊艶舞シリーズ」(徳間書店)、『あなたの胸で眠りたい』 『浪漫’S 見参!桜子姫』『花道士』『赤いランタン』(集英社刊)、『花残月』(廣済堂)などがある。
◆ 好評既刊 隠密奉行 柘植長門守 全 5 巻 旗本三兄弟 事件帖 全 3 巻 与力・仏の重蔵 全 5 巻 女剣士 美涼 全 2 巻 ( いずれも二見時代小説文庫 )
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