体育授業に教科書なし 子どもたちがお互いに動きを観察し、自分の動きを考えながら教え合うことで上手になっていく授業にするには――
子どもたちみんなが「かかわってできる」体育授業のユニバーサルデザインの方法を紹介! 運動の得意不得意に関わらず、全員参加で楽しめる授業づくりの秘訣が詰まった一冊です。
目の前の子どもたちがなぜつまずいているのかについて、 @参加レベルA習得・理解レベルB活用レベル に細分化して分析。 @は苦手意識のある子どもを参加させる学習環境の構造化など。 Aはシンプルなルールづくりや作戦の選択やスモールステップ化など。 Bについては、@Aを包括する授業づくりの視点について統合的に解説します。 これらを項目別に整理した表も掲載しています。
そもそも体幹を使うなどの基礎感覚がなければ、得た知識を動作化できないし、 作戦を練ってもうまく実行できません。 新学習指導要領の教科目標として掲げられる「わかる」「かかわる」を促しながら、 授業を発展させていくことで、子どもたちの豊かなスポーツライフの基本を身につける 学習内容を充実させることができるでしょう。
〈本書で紹介する跳び箱のスモールステップの例〉 @手で指示して椅子から降りる A跳び箱の上からなるべく遠くへ降りる B2人馬跳びと跳び箱を大きさを比べて、2人馬跳びを練習
Congratulation!
ほかにも、 「どうやって子ども同士で補助をさせる?」「速いボールや水に苦手意識がある子をどのように授業に参加させる?」 といった体育授業の悩みに答える、 基礎感覚作りや個別の補助などの指導のコツを、 筑波大学附属小学校での最新の実践を基に、イラスト付きで徹底解説しています。
もう体育で子どもを不安な表情にさせない! 先生も一緒に楽しめる授業をはじめましょう!
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