<プロフィール> 1978年生まれ。埼玉県出身。2005年『時を編む者』でデビュー。著作に、『雲霞竜 奥羽草紙 風の章』、『燃えるサバンナ』、『はなたちばな亭らぷそでぃ』などがある。
<内容> 時は江戸。 母を亡くし、同心の父を支えながら気丈に生きる少女・亥乃が出会ったのは、比野勘八と名乗る青年。どこか挙動が不審だが、亥乃が抱えるウサギの不調をたちどころに見抜き、手当の方法を伝えてくれた。 勘八は薩摩藩の武士だが、前島津公が集めた様々な動物が暮らす「蓬山園」を管理しており、動物の知識は藩邸一だという。 噂を聞きつけた江戸町内のひとびとも、勘八の下に不調を抱えた動物たちを連れてくるが、その裏には色んな事件が隠れており…… もふもふ多め、心温まるお江戸の動物事件簿!
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