本当に必要な日本語の姿がここにある!
「一億総表現者時代」と言われる現代。SNSには大量の日本語があふれ、そこには“センス"を感じさせる言葉も多い。このセンスある言葉たちの底には紫式部、夏目漱石、樋口一葉ら一流の日本語力が眠っている……そう、あくまでも眠っているのだ。身についているはずの日本語力を目覚めさせ、あなたの未来を切り開く極意がここにある。 「読む」「書く」「聞く」「話す」、あらゆる角度からあらゆる時代をめぐって、齋藤孝が日本語の魅力を語りながら、一億総表現者時代に送るエール。
〇「名文音読テキスト」で内側からきれいな日本語を身に着ける! 万葉集から明治時代までの名文を集め、音読しやすい表記にしました。歴史に残る文章を音読することで体に刻みこめば、自然ときれいな日本語が身につきます。
〇突然ですがここで問題です。括弧内に入る言葉を埋めてください。 「日本語力の研鑽を( 1 )ば、SNSなどで的を( 2 )コメントができるようになるかも? 今すぐ寸暇を( 3 )で、本書を読むことをお勧めします」 ※本書では各章末にこれと同様の「日本語力検定ドリル」を掲載しております!
(解答: 1.積め 2.射た 3.惜しん)
【目次より抜粋】 第一章 日本語を失いつつある日本人へ 第二章 大和言葉と漢字の出会い 第三章 世界一“フレキシブル"な言葉 第四章 明治時代のビッグバン 第五章 先人たちの遺した道標を辿る 第六章 未来を切り開く日本語力
【著者略歴】 齋藤孝(さいとうたかし) 教育学者。1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。主な著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社)をはじめ、『大人の語彙力大全』(中経の文庫)、『読書する人だけがたどり着ける場所』(SB新書)など著書多数。著書総発行部数は1000万部を超える。
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