魔の残党が江戸へ…。
忍びの藤次が策謀する小田原の仇を江戸で! 手下を全滅された盗人の頭、逆恨みで大店に火付の脅迫 大目付の父から勘当され、萬相談所で糧を得る勘十郎。 伝来の十文字鑓で悪党退治。
居眠り同心<全30巻>の早見俊、新シリーズ第2弾!
大目付の父から勘当され日本橋の米屋に居候しつつ始めた向坂勘十郎の萬揉め事相談に異様な形の男が現われた。 黒い覆面を被る中年の男は油問屋豊年屋の惣五郎。 小田原の店が「風魔」の残党・忍びの藤次に襲われ全焼、そのときの火傷を隠すための覆面という。 五年経って、江戸の豊年屋に藤次から脅迫状が届いたので護ってほしいという。 家康公下賜の十文字鑓で勘十郎が迎え討つ。
◆ 著者について 早見 俊 はやみ・しゅん 1961年、岐阜県岐阜市に生まれる。法政大学経営学部卒業。会社員を経て作家活動に入る。 著作に「公家さま同心飛鳥業平シリーズ」(コスミック時代文庫)「ご落胤隠密金五郎シリーズ」(徳間文庫)「婿同心捕物控えシリーズ」(学研M文庫) 「浪花の江戸っ子与力事件帳シリーズ」(光文社文庫)「密命御庭番シリーズ」(静山社)など多数ある。
◆ 好評既刊 目安番こって牛征史郎 全 5 巻 居眠り同心 影御用 全 30 巻( 二見時代小説文庫 )
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