日本のプラスチック対策は遅れていて、「焼却」に頼りすぎる傾向にあります。しかし、焼却は答えではなく「削減」を目指すべきという高田秀重さんの理念こそ、子どもたちに伝えるのにふさわしいものと考えます。汚染の実態を伝える写真、クリハラタカシさんのユーモラスな「モンスター」が興味を誘い、夏休みの自由研究等に活用できる実践例も豊富に盛り込みました。プラスチック問題を扱う児童書の決定版と自負しています。
レジ袋が有料化された。
何故?
学校で3Rを習う。
何故?
プラスチックごみは良くないと言われる。
何故?
日常生活に密着した、プラスチックに関する疑問について、順序だてて分かりやすく、詳しく紹介されています。
冒頭続く写真は衝撃的なものも多く、環境問題について深く考えさせられます。
プラスチック製品をなくすことは、今や不可能ではないかと思われる位、プラスチック製品が家の中に沢山あります。
長く使うことは良いことと思っていたのに、一概にそうとも言えないマイクロプラスチック問題。
化繊の衣類ですら、マイクロプラスチックにつながるとなると、何だか難しい問題になってきます。
分別をきちんとして処分すれば、リサイクルにつながると思っていたのに、実はそうでもないかもしれないごみ問題。
衛生面などを考えると、パッケージに入っていないものは購入しにくいものもあるので、素材を変える、パッケージ方法を変えるなど、もっと考えていかなければなりません。
それでも、各国の取り組みを見ていると、大幅な刷新に踏み切っているところもあり、日本は遅れているのではないかと歯がゆく感じます。
まずは自分から、出来るところから変えていく。
家族で意識を変えていく。
小さなところからでも、少しずつ変わっていけるよう努力していかなければならないのだと痛感しました。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子8歳)
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