昆虫好きなみんなのヒーローといえば、カブトムシ! そんなカブトムシの中でも、とくべつにおおきくて強いカブトムシといえば? それが今作の主人公、ヘラクレスオオカブトです!
ヘラクレスオオカブトのガブリエルが暮らすのは、いろいろな昆虫たちが平和に生きるちいさな国、「インセクトランド」。
ガブリエルは、ちょっぴりいばりんぼうですが、体は大きく力も強い、森のヒーロー的存在! そんな彼の元をおとずれたハキリアリのマキシームは、 「どうしたら、きみみたいにおおきくなれるの?」 とたずねます。 快くその秘密をおしえてくれるガブリエル。 なんと、彼もはじめからおおきく生まれついたわけではないといいます。
するとそのとき、どこからか「たすけてー!」と叫び声! 森のヒーローには、休まる暇がありません!
「香川照之の昆虫すごいぜ!」に登場する、「カマキリ先生」として話題沸騰! 昆虫の魅力をたのしく子どもたちに伝える、俳優の香川照之さんが手がけた絵本シリーズ、待望の第二弾です。
前作に引き続き、乱獲や開発による昆虫たちへの影響に目を向けてほしいという願いと、他人を思いやり共存することの大切さをうったえるメッセージとが込められた作品です。 とくに今作では、助け合いの精神がテーマになっています。 成長速度や体格差の大きい子どもたちに向けて、それぞれの不得意や不足を補いあって生活できるように、という願いがこめられた一冊。
ハキリアリのマキシームや、ヘラクレスオオカブトのガブリエルをはじめ、今作にも「インセクトランド」に暮らすいろいろな昆虫たちも登場! その中には、前作で活躍したホタルのアダムの姿も……。 さらに今回は、ガブリエルのツノがグイーンとのびあがる仕掛けもあって、迫力もさらにパワーアップ! ますます広がる「インセクトランド」の世界を、ぜひのぞいてみてください。
(堀井拓馬 小説家)
子どもたちに昆虫の世界の多様性、自然界の豊かな姿を伝えたいと企画されたのが、この「INSECT LAND」シリーズです。シリーズ第二作めは、ヘラクレスオオカブトのガブリエルが主人公。ちょっとこわそうだけれど、本当は困っている友だちを見過ごすことはできない力持ちでやさしい男の子です。あるとき大きな木にふさがれてお家に入れずにマメコバチのテオが困っていると、ガブリエルがあらわれて……。
ガブリエルのツノがぐんぐん伸びる楽しい仕掛け付き絵本。
俳優の香川照之さんが作ったこの絵本。
虫好きの息子たちもきっと気に入ると思い、
読んでみると、案の定、
何度も読み返していました。
大人も読むような虫の本を読み始めた
8歳児にはちょっと物足りなかったようですが、
5歳児にはヒットしたようで、
伸びる角も何度も出して楽しんでいました。
「香川照之の昆虫すごいぜ!」に登場する、
「カマキリ先生」として子どもたちは
何度も見て、尊敬しているので、
最後のページで作者を見て、
さらに興奮していました。 (まことあつさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子5歳)
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