大著『金枝篇』で世界に衝撃を与えた人類学者の壮絶な学者人生と秘められた私生活。 人類学的には過去の古典的名著にすぎないと評されてきた『金枝篇』は、いま、文学として読み直され、なおも色褪せぬ魅力を放ち続けている。当時の出版事情や人間模様、悪妻とも評された妻との結婚生活まで。未公開書簡や日記も満載した画期的評伝。英国ベストセラーの初邦訳、待望の文庫化。 フレイザー愛読者、必読の書!
【上巻 目次】 日本語版序文 (小松和彦) 序 章 フレイザーとその学者人生 第1章 少年期と青年期 第2章 トリニティ・カレッジ時代 第3章 人類学の過去の風景 第4章 パウサニアスとローバートソン・スミス 第5章 神話学と相反する感情 第6章 『金枝篇』 第7章 スミスの死、フレイザーの結婚 第8章 『パウサニアスの〈ギリシャ案内記〉
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