「まりも」は、名前の通り丸い形をした藻のなかま。北海道の阿寒湖にすむものが有名ですが、じつは、富士山のふもと山中湖にも、まりもがすんでいるのです。最近は数が減ってほとんど見られなくなり、絶滅したのではないかと案じられていました。ところが、50年以上も前、当時小学生だった著者は、自由研究のため山中湖からまりもを持ち帰り、今日まで自宅で大切に育て続けていたのです。様々な縁に守られて数十年家庭で育まれたまりもの物語。
作者の両親はどちらも東京生まれで
「田舎」というものがありません。
そんな作者は夏休み田舎に帰る友達を
羨ましいと思っていたそうです。
8歳の夏休みに、
友人の家族と一緒に山中湖に行くことになりました。
そこて出会ったのはまりもです。
阿寒湖のまりもみたいに
丸くて硬い藻ではなく、
小さな馬のフンのような形をしています。
地元の人はししの糞と呼ぶそうです。
そのまりも今でも自宅で
大事に育てているそうです。
いつか山中湖に返したいと思いながら
大切に増やしているそうです。
まりもは北海道だけじゃないんですね。 (ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子13歳)
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