サムのいちばんの友だちはぬいぐるみのジャンプ。ところが、いっしょに海に出かけたある日、サムはジャンプをおきわすれてしまい……。新しい友だちとの出会い、海辺での出来事を通して少年の成長を静かに描いた叙情的な絵本。
小さな男の子サムとサムの一番最初の大親友の話です。でも、大親友は人間じゃないんです。しゃべらないし動かないけれど、大親友。いつでもどこでも一緒に過ごし、時を楽しむ2人。
ある日、サムが大親友と海辺に出かけた時、また違う出会いがありました。今度は本当の人間の男の子です。とってもとっても気が合うみたいで、仲良しになりました。あまりにたっぷり遊びすぎて、すっかり大親友のことを忘れてしまっていたサムが、大親友のことを気づいたのは家に着いた時。そこからすごい不安に襲われるサム。ご飯も食べれません。翌日、すぐに昨日の海辺へ探しに行くと、大親友の姿がありませんでした...という話でした。
なんかとても可愛い話でした。残念ながら私も息子にも、大親友になったぬいぐるみの存在はありませんでしたが、あの愛情の掛け方がとてもとても可愛らしく、微笑ましいです。
そして、海辺で仲良くなった人間の友達、トーマス! なんて素敵な子なんでしょう。サムの2番目の大親友になること間違いなしですね。
林木林さんが訳しているのにも驚きました。
3歳くらいから幼稚園児くらいにあった本だと思います。
お勧めです。 (汐見台3丁目さん 50代・ママ )
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