万葉集の歌を、絵ものがたりと、万葉文化の第一人者によるわかりやすくたのしい解説で贈る好評シリーズ第4巻。前半部分では「遣唐使の旅」のものがたりが、花村えい子氏の叙情ゆたかな絵とともにまず綴られる。つづく後半では、歌の意味や背景を、上野誠氏の監修により紹介する。天皇の行幸、遣新羅使、遣唐使、防人の歌から、当時の時代背景やくらし、旅のくるしさ、せつなさ、人を思う心を読みとき、日本のこころと言葉を自然に味わう一冊。
私は浪人時代、市民大学講座に通っていました。そこで万葉集の講義があり、大好きになりました。この本はとてもわかりやすく、万葉集の魅力を教えてくれます。私はこれまで万葉集を45年近く読んでいますが、ひじょうに共感できるところがいっぱいありました。万葉集は日本最大の古典として現代にいたるまで広く愛読されています。ほんとに素晴らしいことだと思います。 (水口栄一さん 60代・その他の方 )
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