「さあ おきがえしましょ」 小さな子が、ひきだしの中から……「パンツは どれに しようかな?」「したぎは どれに しようかな?」。 緑のパンツ、黄色の下着と、ひとつずつ選んでいきます。 衣類の絵の部分が“穴あきしかけ”になり、ページをめくると、子どもが身につけながらにっこり。 選んだ服がぴったり体にはまる心地よさが表現された、ボードブックのしかけ絵本です。
作者は、月刊絵本「チャイルドブック」(チャイルド本社)や『頭のいい子を育てるおはなし366』(主婦の友社)などの装画、幼年読み物の挿絵を数多く手がけてきたコンノユキミさん。 ご自身も2人の子どもを育てるお母さんであり、靴下を履く場面で子どもが座る小さな椅子には、実生活での工夫も反映されているそう。
親子でページをめくりながら、衣類を選び、身につける感覚を疑似体験するのによい絵本。 最後は、選んだ衣類がすべて一列に並ぶことで、「おきがえできたよ!」と達成感も味わえます。
クレヨンと色鉛筆のやさしいタッチ、丸みをおびた輪郭、あたたかさを感じる色づかいにほっと癒されます。 同様の穴あきしかけ絵本シリーズ、「片付け」をテーマにした『バラバラ ピタッ!』(講談社)もあわせておすすめ。 ひとつひとつ、生活の技術を身につけていく、大切な幼年期。 楽しい「おきがえ」時間のきっかけになりそうな本です!
(大和田佳世 絵本ナビライター)
さあ、おきがえしましょ。 パンツはどーれ? ズボンとくつしたはどーれ? つぎつぎと身につけていく感覚の「あなあきしかけえほん」。
これからお着替えを練習しはじめる子供にピッタリだと思います。
パンツをはくところから始まります。
色が選べるのがいいです。
徐々にお着替えがすすみます。
さらに帽子や鞄、水筒、靴をはくところまであるといいなと思いました。 (きみーさん 40代・ママ 男の子4歳、男の子2歳)
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