童話の王様、アンデルセンの名は有名ですが、実際にそのお話は、子どもたちには届いているのでしょうか?大人でも、「題名は聞いたことがあるけれど……」という方が多いのではないでしょうか。 2005年は、アンデルセンの生誕200年にあたります。本書は、それを記念して開かれたお話会を元に生まれました。アンデルセン自身、巧みな語り手であり、子どもを前に自作を語ることもあったそうですから、そのお話の数々は、語られ、聴くことによって、ますますおもしろく、より深く心に響きます。 普段子どもたちにお話を語っているストーリーテラー8人それぞれが、語りこんだ訳文を収録。声に出してよみやすい、聴いてわかりやすいと好評です。 巻末には、アンデルセンの世界に魅了された語り手8人による座談会を掲載しました。アンデルセンの作品の魅力と、語ることの本質に迫ります。
収録話 一つさやから出た五つのエンドウ豆 おやゆび姫 皇帝の新しい着物(はだかの王さま) 野の白鳥 豆の上に寝たお姫さま 小クラウスと大クラウス 豚飼い王子 天使 うぐいす(ナイチンゲール) 全9話収録
「親指姫」を忠実に再話した(ダイレクト版でない)“本物”が読みたくて、図書館で借りてきました。
絵本大好きなわが子に読み聞かせたところ、絵本以上に真剣なまなざしで聞き入っていました。
少々長めのお話ですが(アンデルセン童話は長めのものが多いですね)、子どもは最後までしっかりついてきました。
絵がなくてもこんなに楽しめるというのを実感したようです。
他のお話も、魅力的なものばかり。
親子で、アンデルセンの世界を満喫しました。
巻末の、語り手の皆さんの対談も興味深かったです。 (あまたろうさん 40代・ママ 女の子8歳、男の子8歳)
|