★ 必ず知っておきたい基本と 「対局で勝つ」ためのポイントを わかりやすく解説します!
★ ≪序盤≫ 定跡と囲いを覚えて強く陣地をつくる。
★ ≪中盤≫ 手筋と格言で駒の動かし方をマスター。
★ ≪終盤≫ 詰め将棋を通して確かな寄せが身につく。
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
現在の将棋がほぼ完成したのは、 織田信長などが活躍した 戦国時代(1467年の応仁の乱から1573年に室町幕府が滅びる)という 遠い昔の頃とされています。
今から500年前の人たちが、 今と同じように将棋盤という 81のマス目の上に8種類40枚の駒を並べ、 相手の玉(王)を取るための戦いをしていたのです。 こんなに長い間に渡って、 人々に親しまれてきたというだけでも 将棋というゲームの奥の深さが わかってもらえるでしょう。
駒の動かし方などルールさえ覚えれば、 幼稚園に通う小さな子どもでも指すことができます。 また、70年以上に渡り将棋を趣味にしている 80歳、90歳という高齢者の方もいます。 将棋は5歳の子どもと90歳の人が 戦うことのできるゲームなのです。 歴史や世代の幅だけでも将棋には奥深さがあります。
本書は、すでに将棋のルールを知っている子どもたちの、 「さらに強くなるためにはどうしたらよいのだろうか! 」 という気持ちにこたえられるように制作しています。 「なぜこの手を指すのか」という「なぜ」を考えたり、 手筋や定跡という実戦に役立つことを 「格言」などで紹介しながら説明しています。
本書を手にしていただき 将棋のおもしろさにもっと気づき、 強くなってもらいたいと願っています。
九段 屋敷 伸之
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆ 第1章 将棋は例に始まり、礼に終わる * 盤上の戦い、将棋の世界 * 将棋の舞台は9×9=81のマス目、 この中で指し手の想いがぶつかり合います * 強くなるために「礼儀」を学ぼう * 将棋の聖地・千駄ヶ谷 ・・・など
☆ 第2章 将棋に勝つための「基本」を知ろう * 最初の一手は何か、 その手を指す理由を知っておこう * 飛車の位置、居飛車と振り飛車 * なぜ「王」を囲わないといけないのか * 陣形のバランス ・・・など
☆ 第3章 手筋と格言で将棋に強くなる ≪手筋を覚えて棋力アップ≫ * 桂、香、金、銀、角、飛の手筋 * 歩、玉の手筋 * 格言いろいろ ・・・など
☆ 第4章 詰め将棋10題 * なぜ詰め将棋が棋力アップにつながるのか! ・・・など
※本書は2017年発行の「一冊で差がつく! 将棋 上達のコツ 勝ち方がわかる本」を 「新版」として発売するにあたり、 内容を確認し一部必要な修正を行ったものです。
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