ひとりぐらしのくまのぬいぐるみくまたろうが、春のはじまりの日、たんていやさんを始めました。まずコーヒーを入れ、お皿にチーズとドイツパンを並べ朝食の用意をして、謎がやってくるのを待ちます。
早速やってきたのはチェック柄のマフラーをしたうさぎのぬいぐるみ。玄関にふたつきの白い箱が置かれていたけれど、何がなんだかわからないというのです。「ここさいきん あなたのまわりで いつもとちがうできごとはありませんでしたか?」と探るくまたろう。そして外へ出て、事件の謎の解明に乗り出します。
外はぬいぐるみと人間が共存する世界。ぞうが運転するバスに、ぬいぐるみと人間が乗り合わせています。街にはおしゃれした人間やぬいぐるみが行き交い、みな買い物を楽しんでいるようす。なんとも不思議な光景です。
このおはなしの作者はさかまきゆかさん。こちらが初の児童書作品です。ほっこりするイラストと予想できない謎解きの展開は、大人が読んでも楽しめますよ。ぬいぐるみは、持ち主の知らない世界でいろんな冒険をしているのかもしれませんね。ページを眺めるだけでもワクワクしてくる、おかしくてかわいらしいおはなし。くまたろうと一緒に謎解きをしながら、ゆっくり楽しんでください。
(出合聡美 絵本ナビライター)
ある日、ぬいぐるみのくまたろうが、たんていやをはじめました。なぞを待っていると、うさぎがやってきました。家の前に知らない箱が置かれていて、わけがわからないというのです。箱の中に入っていたのは、バスの時刻表と、甘い香りのする包み紙、一番下にたんぽぽの花が一輪入っていました……。ぬいぐるみのくまが持ち主の留守に過ごしている世界のゆかいなお話。ぬいぐるみが心を持っていたら、と想像がふくらみます。
この作品が初児童書なのだそうです
かわいらしいテディベアに
うさぎのぬいぐるみ
くまたろうのなぞときは
初めは、ちょっとあやしいな(笑
実は、くまたろうーという展開じゃないの?と
安易に考えたのですが
え?三越のライオン?(笑 なのかな?
たんぽぽ=ダンティライオン
箱に詰められた順番やグッズの推理に
なるほど!
でありました
続編、出るのかな??? (しいら☆さん 50代・その他の方 )
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