動物たちから「明治時代?昭和時代前期」を見ていくと、文明開化で海外の牛馬鶏が移入されて在来種との品種改良が盛んになり、豚や羊、山羊、食用蛙、ザリガニなどの食用動物が移入されます。富国強兵は、外貨獲得で絹や養殖真珠の生産が盛んになり、また軍犬、軍鳩、軍服にラットの毛皮など、動物たちも戦争に駆り出されます。歴史の流れの中に動物たちも巻き込まれいくのがよくわかります。文明開化と富国強兵がどのようなものであったのか、動物を主人公にした具体的な事例を通して、実感を持って理解できます。合わせて、歴史を学ぶおもしろさに気づくことができるでしょう。
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