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ひめさま! じいがかぜをひいたでござる

ひめさま! じいがかぜをひいたでござる

  • 絵本
作: 丸山 誠司
出版社: 光村教育図書 光村教育図書の特集ページがあります!

税込価格: ¥1,430

  • ハッピー・リユース・プログラム対象作品

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作品情報

発行日: 2022年07月29日
ISBN: 9784895722919

A4変型判 縦270mm 横220mm 厚さ8mm 32ページ

この作品が含まれるシリーズ

みどころ

「じいは どうしたのじゃ。
まだ かぜが なおらんのか。
はよー じいに あいたいぞよ」

元気になるには美味いもの。さっそうと現れた全国各地の忍者たちが、じいのために名物たずさえ、いざ参上!

青森からは、マグロにんじゃ。
「じいが かぜを ひいて
おなかが
にやにやする
と きいて おみまいでござる。」

それを聞いて姫さまびっくり! 風邪をひくと、おなかがニヤニヤ笑うのか!?

島根からは、しじみにんじゃ。
「じいの
はが はしる
と きいて おみまいでござる。」

またまた姫さまびっくり! じいの歯が走るじゃと!?

忍者たちは、口々におかしなことを言っています。
じいは風邪をひいたし、おなかは笑うし、歯が走るし、背中もかじるし……
会えないでいるあいだに、じいがとんでもないことになってしまったと、姫さまは大あわて!

「もう ほうっておけぬ。
ひめが じいを たすけるぞよ!」

全国各地から集まった忍者たちが話す方言を聞いて、とんでもない勘違いをしてしまう姫さまのドタバタを描いた、シリーズ第2弾。

著者は『にんじゃサンタ』『おこさまランチランド』などで知られ、ダジャレやオノマトペ、方言など、言葉をテーマにした絵本も数々制作している、丸山誠司さん。本書にも、日本語の豊かさをユーモラスに描き出し、底抜けに明るいドタバタ劇で元気な気持ちを分けてくれる、著者ならではの魅力があふれています。

こんな感じを、にやにやするっていうのか! 歯が走るって、そういう意味か! ちいさな島国のなかでも、いろんな言葉があって、いろんな名物があって──
新しい視点で、日本という国や自分の故郷を見つめるきっかけにもなりそうです。

(堀井拓馬  小説家)

出版社からの紹介

風邪をひいたじいのため、特産物を届けに全国からやって来た忍者たちが言うことには、じいは、お腹がにやにやする、歯が走っている、と。心配した姫様は…。各地の方言に親しみ、ことばの豊かさを感じるユーモア絵本、第2弾。本書のストーリーは、東日本大震災後、全国から応援にかけつけた医師たちが、症状を聞き取っても方言がわからず苦労したというエピソードをヒントに生まれました。方言をとおして、誰かの痛みをより深く理解できたらと願っています。

ベストレビュー

方言だったんだ

図書館の新着コーナーで見つけました。賑やかな表紙のイラストと変わったタイトルをみると、すぐにページをめくりたくなりました。
じいがかぜを引いたので、元気になるよう、忍者たちに頼んで全国からうまいものをお取り寄せ中。北海道からはいくら忍者が「なんかこわい」と、青森からはマグロ忍者が「おなかがニヤニヤする」ときいたと次々にいうのですが……。
姫が勘違いした言葉たちは、なんといろんな方言だったのです。姫の妄想が広がって面白いです。
これはシリーズになっていて、前作もあるようなので、読んでみたいです。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子15歳、男の子12歳)

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