最も古く、また最も息の長い言論形態のひとつが「本」だ。 本書が取り上げる数々の本は、しばしば偏見や対立を伴う人類の歩みを私たちに垣間見せてくれる。哲学者たちは時代ごとの権力の移り変わりをその肌に感じながら、人間や人間が生きる世界のなりたちの解明に努めてきた。 『ヴェーダ』『易経』『論語』から『グレタ たったひとりのストライキ』まで、豊富なビジュアル資料でたどる哲学・思想書の歴史。
【本書に登場する主なタイトル】 『ヴェーダ』 『易経』 孔子『論語』 サッフォー『アプロディテ讃歌』 プラトン『饗宴』 パタンジャリ『ヨーガ・スートラ』 『クルアーン』 イブン・スィーナー『治癒の書』 紫式部『源氏物語』 ビンゲンのヒルデガルト『道を知れ』 イマヌエル・カント『実用的見地における人間学』 スピノザ『エチカ』 エカチェリーナ2世『訓令』 カール・マルクス『資本論』 ヴァージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』 アンナ・ジュリア・クーパー『南部からの声』 西田幾多郎『善の探究』 ハンナ・アーレント『全体主義の起源』 ボーヴォワール『第二の性』 毛沢東『毛沢東語録』 オードリー・ロード『シスター・アウトサイダー』 ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル』 グレタ・トゥーンベリ『グレタ たったひとりのストライキ』 など
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