人類の歴史が始まって以来、 私たちの信仰、科学、芸術、資源の源として存在し続けている鳥類。 精神と生命を支えてきたその生物を、 人はどのように捉え、利用し、そして保護しようとしているのか。
新石器時代の壁画に描かれた208羽の鳥から紀元前の哲学者が「予言者」として扱った鳥、 鷹狩りの歴史、ダ・ヴィンチが興味を引かれたキツツキの舌、 鳥が部位ごとに持つとされた薬効、一夫一婦制の真相、 海鳥の利用と個体数減少、長距離を移動する渡り鳥の研究など、 1万年以上にわたる人間と鳥の関わりを、イギリスを代表する鳥類学者が語り尽くす。
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