日本を代表する歴史・時代小説作家による特別講義を収録。 安部龍太郎、門井慶喜、畠中恵の三氏が、 それぞれの文学観から作家になるまでの 修業時代の苦労話など余すところなく紹介する。 創作秘話だけでなく、史料の集め方、読み方、 プロットの作り方キャラクターの生み出し方など、作家としての秘術も公開。
以下は、それぞれの読みどころ。
畠中恵 ・妖(あやかし)を登場させるために江戸の生活を調べ尽くす ・六年続いた都築道夫先生の「う〜ん」 ・書けなくなって困った時の対処法 ・好きな小説で構成を分析する ・博物館からCDまで、イメージ作りの極意 ・架空の登場人物の作り方
門井慶喜 ・仕事を辞めて苦しんだ3年間 ・自作年表の作り方 ・調べ物は重要だが、調べすぎないことも大切 ・ネット古書店の使い方 ・古めかしい文体に慣れる ・推敲は裏切らない
安部龍太郎 ・作家になるため公務員を辞める ・ロシア文学で学んだ小説の書き方 ・題材は身近なところにある ・小説に使う史料を選びだす眼力 ・確信さえあれば、虚構も問題ない ・現地を取材したからこそわかること
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