ミュージカル「キャッツ」の原作者に インスピレーションをあたえた 実在の黒ネコをモデルにした、 第二次世界大戦下のロンドンを舞台にした ネコの物語。
第二次世界大戦下のロンドン、 空襲の最中に駅のホームで生まれた 子ネコのモーガン。 母と妹と3びきでくらしていましたが、 爆撃でひとりぼっちになってしまいます。
のらネコとして生きていたモーガンは、 ふとしたきっかけで 出版社フェイバー・アンド・フェイバー社に すみつくことになり、 出版社を訪れる作家たちをより分け、 夜はネズミから紙を守るための番をする 〈ブックキャット〉として仕事をするように。
モーガンは、近所ののらネコたちにも、 食べ物を分けあいます。 そして、空襲の続くロンドンから 子ネコたちを疎開させるため、 自身が身につけた〈ブックキャット〉のスキルを 教えはじめたのです…。
挿絵がたっぷりはいった心あたたまる物語。
かつて英国のフェイバー&フェイバー社に実在した 黒ネコのモーガンを主人公にした、 ネコ好きはもちろん、そうでない人にも おすすめの読み物です。
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