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機械翻訳 歴史・技術・産業

機械翻訳 歴史・技術・産業

著: ティエリー・ポイボー
解説: 中澤 敏明
訳: 高橋 聡
出版社: 森北出版

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税込価格: ¥2,860

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作品情報

発行日: 2020年09月30日
ISBN: 9784627851818

192ページ

出版社からの紹介

機械翻訳とは何なのか?
それはどこから来て、どこへいくのか?

近年、大幅な精度向上をとげ、生活に欠かせない技術になった「機械翻訳」(machine translation)。前世紀半ばから研究が続けられてきたその技術は、どう進化してきたのか。機械翻訳の方式にはどのようなものがあり、それぞれどんな特徴があるか。産業としての歩みと、そのキープレーヤーは。翻訳者は機械翻訳とどう付き合うか。精度をどう評価するか。そもそも翻訳とは何なのか――。

長年、機械翻訳研究の第一線を見てきた研究者が、非専門家にむけてコンパクトかつ包括的に解説。機械翻訳とよりよく付き合うために、その来歴・仕組み・これからを考える一冊。

国内の気鋭研究者による「ニューラル機械翻訳」に関する解説つき。

***
目次:

第1章 はじめに
第2章 翻訳をめぐる諸問題
第3章 機械翻訳の歴史の概要
第4章 コンピューター登場以前
第5章 機械翻訳のはじまり:初期のルールベース翻訳
第6章 1966年のALPACレポートと、その影響
第7章 パラレルコーパスと文アラインメント
第8章 用例ベースの機械翻訳
第9章 統計的機械翻訳と単語アラインメント
第10章 セグメントベースの機械翻訳
第11章 統計的機械翻訳の課題と限界
第12章 ディープラーニングによる機械翻訳
第13章 機械翻訳の評価
第14章 産業としての機械翻訳:商用製品から無料サービスまで
第15章 結論として:機械翻訳の未来

解説:2020年時点でのニューラル機械翻訳(中澤敏明:東京大学特任講師)

「ニューラル機械翻訳にはまだ多くの可能性が残されていると同時に、解決すべき問題も多く残っており、今後もかなりのスピードで研究が進むと思われる。(…)翻訳の需要が供給を大きく上回っており、翻訳されずに残っている文書が大量に存在する現状で、機械翻訳を導入することは自然な流れである。ただし、機械翻訳は万能ではないということは十分に理解しておかなければならない。機械翻訳を提供する側は、当然自社の製品をよく見せようとするが、その真贋を見極める目を利用者側ももっておく必要がある。そういう意味でも、本書はその足がかりとなりうるのではないかと思う。」(「解説」より)

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