■ 元気もりもり、楽しいこともりもり、やる気もりもり!
ジュン先生は、桜吹雪とともにやってきた。髪が風にあおられて、ライオンのたてがみのようだった。(カッコイイ!)ぼくは胸がどきどきしていた……。3年生はぐーんと大きくなる学年です。ぶつかりあいながら育つ子どもたちを、パワー全開のジュン先生の活躍とともに笑いあり涙ありで描き上げます。待望のシリーズ第1作!
後藤竜二さんに「3年1組」シリーズがあると知り、図書館で四冊見つけたので借りてきました。
ちょうど三年生になったばかりの息子もすぐに読みたがりました。
息子は、夫に「これはね、『1ねん1くみ』シリーズの人が書いている三年生の本」と教えていました。
息子にとっては馴染みの作家さんということもありすぐにも読みたくなったようです。
「学校行かなそんそん」「こちら『ランドリー新聞』編集部」と小学生ものを続けて読んでいるので、新学期の子どもたちのドキドキ感がとても伝わってきます。
担任の先生によって一年の楽しさ、学校生活の楽しさが決まってしまうというぐらい担任の先生の影響力はあります。子どもだけでなく先生にも読んでもらいたいなあと思います。
ジュン先生、いきなりアクシデントで遅刻してくるし、怒ると目がジャガーのようということで、精悍な感じもありますが、子どもたちの日記に丁寧にコメントをつけるなど優しい面もある先生のようで、こんな先生いいなあと思いました。
「1ねん1くみ」シリーズで気になる存在だったのがくろさわくんでしたが、今回は先生に馴染もうとしないハヤトのことが気になりました。
今後、このハヤトがどんな風に変わって行くのか?楽しみです。
頁数も70頁程度、中学年の一人読みにもちょうどよさそうだと思いました。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子8歳)
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