幼い日々に綴られた、「あの世」への手紙――。世界中で読まれている『夏の庭』のYUMOTO、文庫書下ろし最新作!
夫を失ったばかりで虚ろな母と、もうじき7歳の私。二人は夏の昼下がり、ポプラの木に招き寄せられるように、あるアパートに引っ越した。不気味で近寄り難い大家のおばあさんは、ふと私に奇妙な話を持ちかけた――。18年後の秋、お葬式に向かう私の胸に、約束を守ってくれたおばあさんや隣人たちとの歳月が鮮やかに甦る。世界で高い評価を得た『夏の庭』の著者が贈る文庫書下ろし。
人との出会いは大切だなぁとしみじみ思う、そんな1冊に思いました。
悪い出会いはもちろんしないほうがいい!
けど、一人の人との出会いによって救われることもあるのも、また確かなことであり。
特に子供は、世間的にも弱い立場でもあるので(自活できないなど)、心の支えや帰る場所があることは本当に大切なことに思いました。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子12歳)
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