中東と日本を舞台に清冽な抒情を巧みな韻律で織りなして大いに話題を呼んだ千種創一の第一歌集が待望の文庫化! 解説 市川春子
アラビアに雪降らぬゆえただ一語???(サルジュ)と呼ばれる雪も氷も
「砂漠に咲く一輪の花のような、混沌の時代に見つけられるべき歌たち」岸田?(ミュージシャン)推薦。 解説=市川春子(漫画家)
日本歌人クラブ新人賞(2016 年度)、日本一行詩大賞新人賞のダブル受賞! 現代短歌の新時代を切り拓いた伝説的歌集、文庫化。中東と日本を舞台に、清冽な抒情と巧みな韻律、口語・会話体による音楽性で現代短歌の旗手となった代表作。
【目次】 T 風化は三月のダマスカスにて 白樺ノ南限 尼ヶ坂駅 君は淡水でしたね 古都 Life is struggle My apologies.
U 鳥取と平衡 アイデア 果実と陰影 ひらけ 屋敷 大学通り すぎなみ吟行 きらい、四月 奥山心へ 辞令と魚 雨と務 罰について
V 秋、繰り返す keep right 十職十景 please mind the gap No way 聖都 半島小論
W 或る秘書官の忠誠 ヘッドフォーン・ガール お水いりますよね Revolt in Brown 或る牧師 みんなのひろば ザ・ナイト・ビフォア
ひ Ancient Talk Small Talk Walking Talk Written Talk 終りの塩
Y 認めることの雪について 悪について
あとがき 文庫版あとがき 解説――砂について 市川春子
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