■社会科教育のニューリーダー・宗實直樹(むねざね・なおき) 渾身の1冊がついに誕生!
日本授業UD学会などで社会科の実践を発信し続け、今もっとも勢いのある著者。 これからの社会科授業を牽引する宗實直樹の「社会科の授業デザイン」をひとつひとつ丁寧に解説する!
<著者紹介>
関西学院初等部教諭。社会科授業UD研究会所属。授業研究サークル『山の麓の会』代表。 様々な場所でフィールドワークを重ね、人との出会いを通じて教材づくりを進めている。 社会科教育、美術科教育、特別活動を軸に、「豊かさ」のある授業づくり、 たくましくしなやかな子どもの育成を目指して、反省的実践を繰り返す。
本書のポイント@イラストと図解で「難易度の高い」ことをわかりやすく解説!
概念的知識の獲得、「見方・考え方」、追究の視点、問題解決的な授業、 単元計画、問いの構想、資料の提示、ふり返り、“つながり”のある授業、 比較を用いた授業、素材探し、教材化…
社会科授業で外せない基本的な項目を、イラストと図解で丁寧に解説しています。
特に学習指導要領の重要項目を過去に遡って比べたり、具体的に提示して説明しているので、 読みやすく、学びやすい本の構成となっています。
ポイントA「比較」する社会科授業
本書では、「概念的知識」を獲得するためには「比較」の視点が非常に有効であると提案しています。 「比較」で得られる概念は、子どもたちの一生ものの力として役に立つものと捉えています。 比較することで、ものごとの類似点と相違点が見つかり、一般的なものと個別的なものに分けることができます。 ものごとの本質を理解し、認識をより深めるために「比較」は有効な思考法であります。
?第3章で「比較」を通じた授業展開について解説していきます。
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「社会科という教科に何ができるのか」
先の見えない世の中、子どもたちはどのように対応していけばよいのでしょうか。 「よりよい未来を志向していくために」社会科という教科は、未来について考える人間の形成にとって 最も中心的になるものです。社会科のもつ「可能性」をもう一度考えてみませんか?
【目次】
第1章 「豊かさ」とは 見えないものを感じる心 豊かな社会科授業とは
第2章 「豊かさ」のある社会科授業 1 社会的な見方考え方 2 問題解決的な学習を踏まえた授業 3 「つながり」を意識する授業
第3章 「比較」する社会科授業 1「比較」を効果的に用いる授業 2 ミクロな比較とマクロな比較 3 比較でまとめる 4 方法知としての比較 5 豊かになるということ
第4章 豊かな教材を見つける 1 素材発掘 2 教材化 3 豊かさは教師の経験の豊かさから
あとがき
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