学級経営や授業がうまくいかないのは、子どもに伝わっていないから!? あなたのお悩み、実は「伝わり方」が原因かもしれません!
こんなことで悩んでいませんか? ○同じような声かけなのに、なぜか隣のクラスの先生が言うと効果がある ○「ここぞ!」と心を込めて放った言葉をだれも覚えていない ○本に書かれていた声かけを使ってみるも、思うような効果が出ない 実はそれ、子どもに言葉が伝わっていない可能性があります!
あなたなら、どう言いますか?
「分からないことを聞いてくれて、ありがとう!」 分からないことを恥ずかしがらずに、自分から聞くことのできる積極性をもった子どもに育ってほしい……、 そんな思いから、このような声かけをされる方も多くいることでしょう。
では、このとき、どのような声で言っていますか? 大きい声? 小さい声? 高い声? 低い声? 速い声? 遅い声? 改めて聞かれると、「あれ、どう言っているんだっけ?」と考え込んでしまう方も少なくないでしょう。 そんな方にこそ、読んでいただきたいのが本書です!
声がもつ「イメージ」と印象的な声かけで、子どもの心に響かせる!
声には、それ自体に「イメージ」があります。 例えば教師の基本である大きい声には、楽しさや強さを演出する効果があります。 反対に小さい声には、特別感や親密感を演出する効果があると言えるでしょう。 同じ声をかけるにしても、どのような声を使うかで印象は全く変わってきます。
さて、先ほどの「分からないことを聞いてくれて、ありがとう!」。 この言葉を子どもの心に最も響かせるためにチョイスすべき声は……実は速い声です。 速い声には軽快さを演出する効果があります。 教師に質問をすることは、教師が思っている以上に子どもにとっては緊張する行為です。 速い声を使うことで、「聞いてくれたことに対して、お礼を言うのは当たり前」という軽快さを表現することができ、「こんなことを聞いてもいいのかな……」と思っている子どもの気持ちをほぐすことができます。 ここで大きい声で言ってしまうと、子どもには「わざとらしい」「恥ずかしい」と思われてしまうかもしれません。 大事なことを伝えようと声をかけるのに、違った捉え方をされては非常にもったいないと思いませんか?
本書で扱うのは、たった6つの声です。 楽しさ、強さを演出する 大きい声 特別感、親密感を演出する 小さい声 明るさ、軽快さを演出する 高い声 落ち着き、知的さを演出する 低い声 賢さ、熱心さを演出する 速い声 寛容さ、品を演出する 遅い声 これらの声の特長を知り、使い分けることで伝わり方が劇的に変わります!
本書で紹介する印象的な声かけ50とともに、「伝わり方」改善をしてみませんか?
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