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ネット企業はなぜ免責されるのか 言論の自由と通信品位法230条

ネット企業はなぜ免責されるのか 言論の自由と通信品位法230条

著: ジェフ・コセフ
訳: 小田嶋由美子
監修: 長島光一
出版社: みすず書房

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税込価格: ¥5,720

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作品情報

発行日: 2021年06月18日
ISBN: 9784622090069

456ページ

出版社からの紹介

インターネットを誹謗中傷の空間に創り上げたのは、AppleがiPhoneの初号機さえ発売しておらず、マーク・ザッカーバーグがまだ11歳のころに議会に提案された、ある法律だった――。
1996年に米国で成立した通信品位法230条は、起草段階では、匿名掲示板の主に性的な品位を欠いた投稿に対して、プロバイダー企業、プラットフォーム企業による自主規制を促すための法律だった。
しかし、1997年にケネス・ゼラン対アメリカ・オンライン訴訟の判決が出ると、風向きが変わる。ユーザーの「言論の自由」を侵害しないために、企業側はむしろ投稿の監視を怠っているほうが責任を問われない、という判例ができてしまったのだ。
匿名の誹謗中傷、性的人身取引の窓口、テロリストの募集……。通信品位法230条は成立から20年以上にわたり、多くの被害者が生まれる場を提供している企業を守り、育ててきた。ネット社会の礎となった法の起草から転換点となった裁判、法解釈の変遷までを克明に描く歴史物語。

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