●「世界で唯一日本を理解する国」の真実 ・戦前のアメリカ人が見た日本統治下の台湾 ・戦前の日本統治は何を遺したか ・昭和天皇お手植えの桜の里帰り ・戦後の日本外交の最大の汚点・日台断交 ・なぜ米台関係がねじれてしまったのか ・2・28事件の始まりと終息 (目次より)
●中国の台頭と野心によって、窮地に立つ台湾、 日本にとって対岸の火事ではない
ロシアのプーチン大統領が始めたウクライナ戦争を、二つの国が凝視している。中国と台湾だ。 中国を抑止するためには、自由主義諸国の固い結束、とくに日米同盟が台湾防衛に当たって機能することが必要である。 中国が台湾に襲いかかることによって、台湾有事が発生した場合に、日本をかならず捲き込む局地戦争になろう。もし、日本が自衛隊を台湾に対する後方支援だけにとどめようとしたら、世界の物笑いとなる。そして、日米同盟関係が崩壊してしまおう。 (「文庫のためのまえがき」より)
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