世界最古の恋愛小説といわれ、およそ1000年前に紫式部によって書かれた壮大な大河ドラマ。光源氏登場から没後のエピソードまで、登場人物が非常に多く、複雑な筋書きですべてを読み解くことは難しい。 本シリーズでは、桐壺巻から蛍巻までの「盛年篇」、常夏巻から夢浮橋巻までを「老境篇」として、各巻三〇日でなぞれるように注目のエピソードを紹介。原文に触れながら、古典のエッセンスを感じる絶好のなぞり書き本。累計150万部の人気「なぞり書き本」シリーズです。
■著者略歴 大迫閑歩 おおさこ・かんぽ 一九六〇年鹿児島県生まれ。本名・大迫正一。筑波大学芸術専門学群卒業。同大学院修士課程修了。九州女子大学共通教育機構准教授を経て、現在安田女子大学文学部書道学科教授。漢字の古い書体を中心にした研究、作品制作を続け、後進の指導にあたっている。 著書に『えんぴつで奥の細道』『えんぴつで方丈記』『えんぴつで論語』などがある。
吉海直人 よしかい・なおと 一九五三年長崎県生まれ。國學院大學大学院博士後期課程修了。博士(文学)。国文学研究資料館助手を経て、現在同志社女子大学表象文化学部特任教授。専門は平安時代の物語及び和歌文学(特に『源氏物語』と『百人一首』)。 著書に『だれも知らなかった「百人一首」』(ちくま文庫)、『源氏物語入門〈桐壺巻〉を読む』『百人一首の正体』(角川ソフィア文庫)、監修に『こんなに面白かった「百人一首」』『やっぱり面白かった「源氏物語」』(PHP文庫)、『えんぴつで百人一首』(ポプラ社)などがある。
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