著者の長年にわたる絵本論の集大成
絵本は、子どもが最初に出あう本です。赤ちゃんは2歳ころになると、言葉の意味を理解しだし、事物にも好奇心や興味をもつようになります。幼い子どもたちによい絵本を読んでほしいという願いと、子どもたちにとって、あるべき絵本を、物語を求めつづけた著者・瀬田貞二による長年にわたる集大成です。今、再び絵本とは何かを考える時、確かな手応えをここに見出すでしょう。子どもに関わる全ての人の必読書です。
自分が幼いころに読んだ本の多くが瀬田貞二さんであったことに気づき、どういった方なのか知りたくて購入しました。
内容は流石の一言、絵本とはこんなに深く考えるべきものだったのか、と何度もうなりながら読みました。
絵本についてに限らずどの評論もそうですが、権威だからと、うのみ盲信する必要はなく、一本筋の通った選別眼の一つをお借りするつもりで何度も読みこなしていきたいです。 (まろやさん 30代・ママ 女の子1歳)
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