1946年、手塚17歳の時のデビュー作、4コマ新聞連載「マアチャンの日記帳」(1946年1月4日?3月31日少國民新聞・大阪版=のちの毎日小学生新聞関西版)をはじめ、これまで未単行本化だった幻の作品「ロスト・ワールド(関西輿論新聞版)」(46年)、「火星探険隊」(48年)。「たみちゃん兄妹」(50年)、さらにはPR 誌に連載された「電子夫人」(59年)や初期の4コマなど貴重な作品で編んだ作品集。 もう一冊は「ロマンス島」。1947年、手塚の単行本デビュー作「新寶島」(作・酒井七馬)以前に描かれながらも、当時の技術では、薄墨の再現が難しかったため、未発表になった本作は、初めての商業出版になります。描き損じを含め、現存するすべての原稿を収録しました。
ブックデザインは祖父江慎。新聞漫画集成は、過度な補正は行わず、当時の新聞印刷の雰囲気を再現しています。「ロマンス島」は、原画をできる限り再現した印刷でお届けします。
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