今まであるようでなかった「英国の住宅の間取り」。 毎日を楽しく住むための工夫、そして家への愛情にあふれた1冊です。
「家は育て、つなぐもの」英国人の住宅を多く訪問して得た考え方です。 最初に英国の家を見たときは、外観の美しさに魅了されるのと同時に、その存在感に圧倒されました。英国には、名もない一般人が住んでいた古い家が多く残り、その一般人が住み継いできた歴史が宿る家に今もなお人々が住んでいます。歴史の流れとともにそこに住む人々とあり続けた家には遍歴が残り、それが存在感を醸し出し、「味」といわれるものを感じさせてくれるのだと思います。私がその魅力に気づけたのは、多くの一般の家を訪問して家への考え方や住まい方を体感したからでした。何より、そんな家で当たり前のように生活をしている人たちがいることに関心がわきました。「家の中はどうなっているんだろう」?と興味をもち、家を巡る旅を計画しました。さまざまな地域、いろいろな年代の家、それぞれ異なる家族構成の泊めてもらえる家を探し、約70軒ほどの家を訪問してその魅力を内部から探りました。 ――「はじめに」より抜粋
【項目】 Chapter1.イギリスにはどんな家があるの? 地域の素材で見る家の特徴 時代ごとに見る家の特徴 テラスハウスにもランクがある ……
Chapter2.イギリスの家の魅せポイント 玄関廻り 窓廻り 暖炉廻り 照明の用い方 ……
Chapter3.ライフスタイル別 イギリス人の住まい方 空き部屋をつくらない 最初の家・次の家 時を超えたリノベーション 趣味に生きる男の家 一年で最も家が輝くクリスマス 築400年の家に住む 家と庭とのつながり ……
Chapter4.訪問できる有名人の家の間取り ジュピターの作曲者ホルストの生家 ピーターラビットの作者の家 シャーロック・ホームズの家 “ダウントン・アビー"のロケ地ハイクレア城 ……
Chapter5.イギリスの住宅 Q&A イギリスの家は方位を気にしない? いつでも来客を迎える準備は万全? LDKの間取りは人気ない? 収納はどうしているの? 日本とは不動産の価値観が違う? アンティーク素材はどうやって入手するの? ……
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