文科省の構想と個別大学の入試研究について概説し、高大接続改革に対しての現状報告と高校側の視点による入試改革を考察する。
目次より
序 章 大学入試の新たな「均衡点」を求めて 宮本友弘 第1部 エビデンスに基づく大学入試
第1章 エビデンスからみた大学入試学の意義と実際 宮本友弘 第2章 高大接続で今考えるべきこと 中村高康 第3章 主体性評価と調査書 ――心理計量学からのアプローチ―― 脇田貴文
第2部 個別大学の入試設計
第4章 アドミッション・オフィスの機能と役割 ――多面的・総合的評価を実現するために―― 林 篤裕 第5章 大学入試の設計 ――筑波大学アドミッションセンター20年の軌跡―― 島田康行 第6章 入試を創るということ ――お茶の水女子大学新フンボルト入試の挑戦―― 安成英樹
第3部 高校教育と入試改革
第7章 高大接続改革に対する高校現場の受け止めと今後への期待 杉山剛士 第8章 「入試」を読み解き,解きほぐす 笠井敦司
第4部 わが国の大学入試の展望
第9章 討議――パネルディスカッション―― 第10章 わが国の大学入試制度における基本設計の問題 ――東アジア4カ国,主として中国との比較から―― 倉元直樹
終 章 大学入試研究に求められるValidityとValidation 久保沙織
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