「今や、メディアは政治を論じるのではなく、政治を消費している」 と憂える御厨貴さん。 行動派の政治学者であり、 TBSテレビ「時事放談」の司会者としても知られる。
「オーラル・ヒストリー」の第一人者として、政治家や官僚たちから証言を引き出し、 官邸や歴代首相の私邸を訪ね歩いて、政治的意思決定の現場を分析する。 東日本大震災後の「復興構想会議」や、 天皇陛下の「公務の負担軽減等に関する有識者会議」の座長代理も つとめてきた。
そんな著者が、時代を見抜く目を養う 御厨流政治道場≠開講!
【本書より】 ・安倍政権は「やってる感」の政治である ・災害が常態化した日本に必要な視座とは ・「天皇生前退位」の道を拓いた有識者会議 ・明治・昭和・平成の三十年を比べてみると ・なぜ平成の役人は公文書を廃棄するのか ・私人として沖縄問題に臨んだ「開発天皇」 ・「権力の館」を映像化して見えてきたこと ・野中広務、堤清二、中村隆英、岡崎久彦、西部邁、佐藤誠三郎、粕谷一希…… 縁深く懐かしき人々の肖像
|