将軍家斉下賜のお御刀で大身旗本が無宿人狩り。 竜之介に裏始末のめい命!
裏始末の場にくせ曲もの者が乱入、はたして御刀の行方は…? 火盗改の長谷川平蔵が捕縛した大盗真刀小僧が招く老中松平定信の死の危機!
失脚老中田沼意次の甥、世を憚る身の竜之介は、故あって将軍家斉の奥小姓に。 更に、将軍家に害をなす輩を人知れず成敗せよと、裏始末の秘命を受けていた。 今、家斉下賜のお御刀で大身の旗本が無宿人狩りを続けている。 この旗本を倒し、御刀を取り戻そうとした竜之介の前に凄腕の曲者が現れ……。 折しも火盗改の長谷川平蔵が大盗真刀小僧を捕縛、老中松平定信は……。
◆ 著者について 青田圭一 あおた・けいいち 秋田県秋田市生まれ。東京在住。 高校卒業後、通勤電車で時代小説を読むことを習慣にして40年。 好きが高じて作品執筆に取り組み始め、時代小説を副業にしたいと決意。習作を重ね、本シリーズでデビュー。
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