苔ってすごい! 親子で楽しめる台湾原住民の言い伝えから自然との共生を学ぶ絵本
日本でもファンが多い種?設計が台湾の原住民たちが受け継いできた昔話からイメージを作り上げ、心温まる文章とイラストで自然の素晴らしさと友情の大切さを伝える絵本。 2話構成で、生き物同士の助け合いの温かさを感じるだけでなく、小さくて目立たない苔の存在を理解することができます。 人間と自然が共生する方法を親子で学ぶための一冊です。
●1話 アーダオとドゥワイは双子のコケの兄妹。もともと海に住んでいた二人は陸に憧れ、森へ出て行きます。水源を探す過程で石や大木、イノシシと出会います。温かさと助け合いの物語には、先人のエコロジーの知恵が込められています。 ●2話 台湾原住民族サイシャット族の少年・アルロは「大人になるための試験」の途中ではぐれてしまいます。山で迷ったアルロはコケの兄妹の出会い、森の知識を得て村に帰ることができました。
丁寧に描かれた表紙のイラストに惹かれ、手に取りました。
台湾原住民の神話に基づくおはなしとのこと。海から陸に上がったコケ兄弟が、森に歓迎されていく様子が描かれています。
薄い緑色、濃い緑色、澄んだ緑、くすんだ緑。いろんな緑色が画面いっぱいに張り巡らされていて、森の中にいるような感覚になりました。
ラストのいろんなコケを紹介しているページも興味深かったです。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子20歳、女の子17歳、男の子15歳)
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