れいが公園に行くと、仲良しのいきものたちが怒っています。昨日の夜に開催された花火大会を見る人たちが捨てていったゴミで、辺り一面がいっぱいになっていたのです。
「れいちゃん、公園がゴミだらけだから、ぼくたちひっこすよ」 「え? ちょっとまって!」
どうしよう……れいは一人で悩みます。その時、池の中にかえるさんがいっぴき。たまごが心配で動けなかったのです。それを見て、れいはある決心をします。それは?
誰かのためを思ったら、悩んでないで、まず行動にうつす。そんなれいちゃんの行動を見ていると、元気が出てくるようです。おそうじ隊長としてのれいちゃん、それは頼もしい姿です。ほらほら、困った時はみんなが助けてくれるよ。
「ばいばいー! またあした、遊ぼうねー!」
よかったね、れいちゃん。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
花火大会の次の日、公園はゴミだらけです。こんな公園には住めないと、れいの仲良しのいきものたちは怒って出ていってしまいました。れいはひとりで公園の大そうじをしますが‥‥ゴミ問題、環境問題が、小さい子どもにもわかりやすい内容のお話です。
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