子どもが、てんとうむしを見つけます。その進む先に手をおくと、「あ! てのうえに のった」。てんとうむしは、子どもの手のうえをのぼり、さしだした指にものぼってきますが、下におちてしまって、「あれ あれ? どこ いった?」。地面におりたてんとうむしは、草をのぼり、てっぺんにつくと、空にむかってとびたちます。てんとうむしといっしょに遊ぶ方法が、高いところへとのぼる習性とともに、繊細で美しい版画でえがかれます。
同じ「あかちゃんのおさんぽえほん みじかないきもの」シリーズの『たんぽぽのはら』がとても素敵だったので、こちらも読みたいと思いました。
とうごうなりささんの柔らかい色合いの版画絵はとても温かみがあり、ページをめくるのがとても心地よいです。
てんとう虫を手に乗せてたことがあり、読んでいてその時のことを思い出しました。日常の何気ない一コマにフォーカスしているところが素敵です。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子20歳、女の子17歳、男の子14歳)
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