どうなるアイスクリーム!? がんばれ、ヨーグルト! すごいぞカステラ! 真夜中の冷蔵庫で食べものたちが大奮闘!
アイスクリームを入れた冷蔵庫のドアを開けたまま寝てしまったお父さん。溶けはじめたアイスを守ろうと、食べ物たちが大奮闘!やがて冷蔵庫の中で大騒ぎが始まって……。韓国で累計20万部突破の大人気シリーズ、待望の翻訳!
家電の中で一番働いているのは多分、冷蔵庫だと思う。
何しろ彼(彼女?)は休みことなくずっと動いている。
なので、停電にもなればもう大変である。
格納されている食材はどんどん溶けるは腐るは、もう悲惨だ。
うっかり扉を閉め忘れた時も同じだ。
最近の冷蔵庫は扉が開いていると、ピーピー警告してくれるが。
笑いごとではない冷蔵庫にまつわる悲劇を、コミカルに描いてしまったのが
絵本『カチコチれいぞこだいさくせん』だ。
作者はユン・ジョンジュさん。韓国の絵本作家である。
夜遅くお父さんが酔って帰ってくるところから、この絵本は始まる。
お父さんの手には子供に買ってきたアイスクリームが。
でも、お父さんは酔っていて、アイスをいれた冷蔵庫の扉を閉め忘れてしまう。
さあ、大変!
アイスは溶け始めるし、いろんなものも右往左往。
でもなんとしても、アイスだけは助けないと。
冷蔵庫の食材たちが集まって、バタバタするのだが、余計に悲惨なことに。
カステラの上にアイスが転がって、そこで溶けてきて、まるでプールになっていく。
喜んで飛びこんだのはイチゴたち。
冷蔵庫のなかのみんなで作ってしまうのは、何だろう?
冷蔵庫はとても身近にある家電だから、この絵本に描かれていることは
とても親しみやすい。
いつも頑張っている冷蔵庫に感謝しつつ、笑いころげて下さい。 (夏の雨さん 60代・パパ )
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