保育士、幼稚園教諭など、幼児の教育関係者向けに、「気になる子」の発達支援についてシュタイナー治療教育の視点から解説し、発達に問題のある子どもや、配慮の必要な子どもをどうアセスメントし、どう接すればよいのかについて教える実用書です。
●目次 第1章 「気になる子」を理解して適切な配慮をするために 1 今、保育現場で起きていること 2 障がいとは何か? 3 障がいのとらえ方の国際的な変化 4 子どもを前にしたときの支援者としての心構え 5 子どもの行動の背景を理解しよう 6 子どもが育つ土台と発達支援 7 「気になる子」本人の視点に立つ 8 今、なぜシュタイナーの治療教育か? 第2章 「気になる子」の本質をとらえるアセスメント 1 様々な視点からのアセスメント 2 医学的な視点から子どもを理解する 3 臨床心理学的な視点から子どもを理解する 4 治療教育的な視点から子どもを理解する 5 アセスメントの練習 ステップ1 体を見る 6 アセスメントの練習 ステップ2 心を見る 7 アセスメントの練習 ステップ3 精神を見る 8 アセスメントの練習のまとめ 第3章 「気になる子」の理解と対応のポイント 1 「気になる子」への基本的なかかわり方 2 子どもの心と体を育てる4つの感覚から「気になる子」の行動を理解しよう 3 発達が気になる子への理解と対応@ 言葉の発達がゆっくりな子 4 A じっとしていられない子 5 B パニックを起こす子 6 C 切り替えができず、こだわりが強い子 7 D 攻撃的な言動をとる子 8 E 友だちとのかかわりが少ない子 9 生活の中での気になる子への理解と対応@ 登園を嫌がる 10 A みんなとの遊びに参加しない 11 B 特定の遊びにこだわる 12 C 遊びに集中しない 13 D 次の活動への切り替えが難しい 14 E 保育室から出て行ってしまう 15 F 落ち着いて食べられない 16 行事の際に気になる子への理解と対応@ 運動会の練習を嫌がる 17 A 発表会やクリスマス会でうたえない・踊れない 18 保護者との関係づくり 19 専門機関との関係について 第4章 これだけは知っておきたいシュタイナーの治療教育 1 シュタイナー教育と治療教育 2 シュタイナーの治療教育では障がいをどうとらえているか@ 人間形成論的とらえ方 3 シュタイナーの治療教育では障がいをどうとらえているかA 転生論的とらえ方 4 人間を構成する4つの構成体 5 7年周期の発達理論 6 子どもの体に関係する4つの感覚 第5章 今日からできるシュタイナーの治療教育 1 シュタイナーの治療教育施設で子どもたちがやっていること 2 「食べる・寝る・遊ぶ」で子どもは育つ 3 家庭でできるシュタイナーの治療教育(乳児期編) 4 家庭でできるシュタイナーの治療教育(幼児期編) 5 子どもの心と体を育てるわらべうたの秘密 6 昔話(メルヘン)と人形劇が持つ治療的な力
|