「ぱんか ぱんか」「ずんか ずんか」と、にぎやかな足音をたてて動物たちが走ってきました。画面いっぱいに、鮮やかな色彩と力強い線で動物が描かれています。走り回る喜びが伝わってくる絵本です。
動物たちが思う存分走り回る、それはそれは楽しいことでしょう。そんな走り回ることの純粋な楽しさを、和歌山静子さんはのびやかに描いてくれました。力強い線で描かれた色鮮やかな動物たちは、画面からはみでんばかりの勢いで走っています。「ぱんか ぱんか」「ずんか ずんか」と、ユニークな効果音にあわせて、赤ちゃんといっしょに体を動かしながら読んであげると、動物たちといっしょに走り回っているような楽しい気分に包まれることでしょう。
ページのはじめに、半分だけ見える動物。
「だれかしら」と問いかける文章。
10ヶ月の長男に読み聞かせていたら、3歳の娘が飛んできて、「チーター!」。
すべての「だれかしら」に反応していたのは3歳のむすめでした。
走ってくる音が、また楽しく、最後の「ごすん、ごすん」は誰だかさっぱりわかりませんでした! (くるりくまさん 30代・ママ 女の子6歳、女の子3歳、男の子0歳)
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