『新版世界各国史1 日本史』のハンディー版。下巻では、近世社会が動揺し始める18世紀半ばから、2023年現在までを通観する。2008年のリーマン・ショック以降の主要な政治・社会的な動向も増補した。新型コロナウィルス感染症、ウクライナ侵攻を契機とする物価高騰など、世界的大事件のただ中に立たされた日本の課題も明瞭に記す。 --------------------------------------------- 〈目次〉
第八章 近世社会の動揺と近づく近代 高埜利彦 @飢饉・一揆と寛政改革 A揺らぐ「鎖国」の秩序 B花開く庶民文化と学問 C市場構造の変容と天保改革
第九章 天皇制国家の成立 宮地正人 @維新変革 A幕末維新期の社会と文化 B参加と統合 C帝国憲法システムと日清戦争 D国民文化の可能性と現実
第十章 大日本帝国と東アジア 宮地正人 @帝国主義強国への道 A帝国日本の経済と社会 B民主主義対国家主義 C十五年戦争 D文化の大衆化とファシズム
第十一章 敗戦から経済大国へ 宮地正人 @占領下の日本 A五五年体制の成立 B経済大国への道 C大衆社会とその文化 D米ソ対立後の日本と東アジア Eリーマン・ショックと民主党政権の成立 F第二次安倍内閣とその諸施策 G新型コロナ禍とウクライナ侵攻下の日本
終章 二十一世紀の日本の課題 宮地正人
索引/写真所蔵・提供者一覧/図版出典一覧
--------------------------------------------- 〈執筆者紹介〉 宮地 正人/前国立歴史民俗博物館館長(名誉教授)・東京大学名誉教授 白石 太一郎/大阪府立近つ飛鳥博物館名誉館長・国立歴史民俗博物館名誉教授 加藤 友康/東京大学名誉教授 村井 章介/東京大学名誉教授 高埜 利彦/学習院大学名誉教授
|